「どうしたんですか?」
「私、山川さんのこと好きみたいなんですっ」
目を潤ませて、赤らめた顔でそういう蘭さん
何故か、一気に底に突き落とされた気分になった。
「え、そうなんだ…」
どうしよう。
鼓動が嫌な音を立てて、呼吸が浅くなる。
こんなに酷く動揺するなんて、おかしい
「…なんか、男らしい性格も、ちょっと抜けてるところも、全部いいなって思って」
恥ずかしそうに、綺麗な横髪を耳にかけて見上げる蘭さんは美しい
こんな可愛い子が、樹のことを好きなんて
「お、応援してもらえませんか?」
「え?」
「いとこのはなさんに応援してもらえると何かいけそうな気がして…!」
その表情は、ただ純粋に恋をしているあどけない女子高校生そのものだった
「え、っと、それは…」



