「安心したら眠たくなってきた…」
「寝るなよ?」
少し私と距離をとって、覗き込んでくる顔
あまりの近さに、びっくりするけど、それ以上に安心して力が抜けてる私
「へ、…うん……」
「はな?」
精一杯の返事を返して、戸惑った掠れた声が耳に届いたのを最後に私は意識を手放した。
「すぅすぅ」
「……もう寝たのかよ。可愛すぎんだろ」
そんな呟きは、私には聞こえなかった。
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鳥の囀り、窓から入り込む日光が眩しくて目が覚めた。
「ん、」
朦朧とした意識の中、目を開くと長いまつ毛が強調された綺麗な寝顔が目の前にあった。
「はっ!?樹!?」
思わず飛び起きて距離を取る。
なんで!?てか、私たち抱きしめあって寝てたよね?!
へ!?
「…はよ」
顔を顰めて、より掠れた声を出す樹
前髪が目にかかって、なんか色っぽい…
って、何考えてんの!



