「ありがと〜樹〜会いたかったよ〜」
助手席に乗り込み、樹の首に手を回す。
近くで見るほど、綺麗な顔!!
「やめろっ。てか、酒くせえ」
離れろって突き放されちゃった…
んー、せっかく2週間ぶりだったのに…
「…誰にも見られてないだろうな」
周りを警戒しながら、さらにメガネまで掛ける樹。
「うんうん!大丈夫!」
「ほんとかよ」
「あ、写真送られて来た!」
ぴこんぴこんと来たメッセージの通知に目をやると、さっき撮った集合写真が送られて来ていた。
「樹、見て!みんないい笑顔〜!」
楽しかったことは樹にも共有したくなる私は、スマホを樹に向けて見せる。
「…この隣にいるはなと肩組んでるイタイ男誰?」
不機嫌に歪む綺麗な顔。
指差したのは、私の隣にいる芽吹先輩の姿。



