ハニー メイド ヘヴン

双子とっては写真でしか知らないパパ。でもね。血の繋がりはそういうのを超えるの、きっと。

「なんて答えるか、直接訊いてみたら?」

頬から耳にかけて少し骨ばった輪郭も、イケメン俳優に多い鷲鼻も、通った鼻筋も、恋した頃の隆二のまま。

三つ揃いで正装する時は、うねりのある髪を後ろに流して。夜の匂いは濃いのに極道らしくない男だった。いつも、今も。

「ありがとう帰って来てくれて」

お礼を言うのも変だけど、それしか浮かばない。

「ずっと待ってたわ」

隆二の指があたしの頬をなぞる。顎の下を捕まえた指先。そのまま顔が寄せられ唇が重なる。吐息を押し当てるだけのキス。離れては盗まれる、の繰り返し。