胡蝶ミラへのエクスプレス
恋愛(ピュア)
完
8
宝ひかり/著
- 作品番号
- 1701440
- 最終更新
- 2024/01/16
- 総文字数
- 199,182
- ページ数
- 728ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 51,124
- いいね数
- 8
──いつの間にか、この人のことを心の底から知りたい、と思うようになっていた。
●宝ひかり 第24作目の作品です。
最新のお話、完結致しました。
森高 心(もりたか こころ)は
いつも適度に笑顔で明るく、
上手に人付き合いができる性格だった。
*
そんな心が大学で出会ったのは、
自分をしっかり持つ越智 拓磨(おち たくま)。
直接的な関わりがなかった拓磨は
一緒の輪で笑っている時も、
どこか違う場所を見ているようだった。
*
浅はかな苦々しい思い出に目を伏せて
ニコニコ笑って日々の生活を送るのは、
とても楽でもあり
でも同時にすごく苦しくもあった。
意外にも越智君と一緒にいると、
身体の緊張が抜けて楽しくて笑ってしまう。
この人にこういう感情を抱くとは
入学当初、思ってもみなかった。
執筆期間 2023.07.05~07.26
駆け上がるような執筆でした。
表紙イラスト : たろたろ様
- あらすじ
ミラというのは、
くじら座の心臓部分で光る変光星です。
くじら座と言っても、
腕の生えた巨大怪物といった
イメージで描かれています。
そんな、巨大くじらの心臓部分に位置するミラですが、縮めたり膨らませたりしながら激しく赤い光を放ち、やがて星の一生を終えると言われています。
終わりに向かう星へ、小さな蝶々が一生懸命に駆けつけていく様子を思い浮かべながら、タイトルを決めました。
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