そんなことなどお構いなしで、高橋さんは出来上がったお餅の上に海苔をのせ、その上にホタテやアンチョビ等、海鮮類や生ハムなどを綺麗にのせて、即席のオードブルを作り上げていた。
そして、先ほど一緒に買ってきてくれていた冷えたワインで乾杯しながら、ささやかな2人だけのNew Yorkの最後の夕食を楽しんだ。
「ふぅ。 食べたなぁ」
「はい。 とっても美味しかったです。 もう、お腹いっぱいです」
「お腹いっぱい? じゃあ、デザートは無理か。 残念だなぁ」
「そ、そんなことはないです。 デザートは、別腹ですから」
「anotherぽんぽんって、ヤツか」
ひと通り食べ終わって、待ちに待ったデザートの時間。
高橋さん。 何を買ってきてくれたんだろう?
「ジャーン」
「うわぁ!」
高橋さんが冷蔵庫から持ってきてくれたお皿の上には、私の大好きなデザートがのっていた。
「トライフルだ。 美味しそう」
「だろ?」
今飲んでいるワインにも、ぴったりかもしれない。
紅茶やコーヒーもいいけれど、今夜はこのままワインと一緒に食べることにした。
「美味しい! これ、いくらでも食べられそうですよね」
大満足な夕食とデザートも美味しくて、ついつい顔が綻んでしまう。
ああ、幸せだぁ。
デザートも食べ終わって一緒に後片付けをしながらお皿を棚にしまっていると、高橋さんが腕を鼻に近づけてクンクンとしている。
「どうかしましたか?」
「何だか、ホタテとか触ってたら生臭くなっちゃったから、もう1回シャワー浴びてくるな」
「はい」
試しに自分の腕も嗅いでみたが、ホタテ等は触っていなかったので臭わなかった。
高橋さんが部屋へと消えていった後、さっき教えてもらった時計のブランド名を忘れないように何度も呟きながら、ミネラルウォーターを飲んでいる。
「ピア……ピア……」
時間が経つにつれて実感がこみ上げてきたせいか、右手にしている時計が無性に嬉しくて仕方ない。
翳してみたり、角度を変えて見てみたりと、まるで子供がおもちゃを買ってもらった時のようにずっと眺めていると、ドアが開いて高橋さんが出て来たので慌てて右手を下ろしたが、首にバスタオルを掛けた高橋さんは、そのままキッチンに行って冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出してリビングに戻ってきた。
外は厳寒の真冬なのに、部屋の中は暖かいから高橋さんはいつもと同じ半袖のTシャツに膝丈の半ズボン姿でそのままソファーに座った。
そして、先ほど一緒に買ってきてくれていた冷えたワインで乾杯しながら、ささやかな2人だけのNew Yorkの最後の夕食を楽しんだ。
「ふぅ。 食べたなぁ」
「はい。 とっても美味しかったです。 もう、お腹いっぱいです」
「お腹いっぱい? じゃあ、デザートは無理か。 残念だなぁ」
「そ、そんなことはないです。 デザートは、別腹ですから」
「anotherぽんぽんって、ヤツか」
ひと通り食べ終わって、待ちに待ったデザートの時間。
高橋さん。 何を買ってきてくれたんだろう?
「ジャーン」
「うわぁ!」
高橋さんが冷蔵庫から持ってきてくれたお皿の上には、私の大好きなデザートがのっていた。
「トライフルだ。 美味しそう」
「だろ?」
今飲んでいるワインにも、ぴったりかもしれない。
紅茶やコーヒーもいいけれど、今夜はこのままワインと一緒に食べることにした。
「美味しい! これ、いくらでも食べられそうですよね」
大満足な夕食とデザートも美味しくて、ついつい顔が綻んでしまう。
ああ、幸せだぁ。
デザートも食べ終わって一緒に後片付けをしながらお皿を棚にしまっていると、高橋さんが腕を鼻に近づけてクンクンとしている。
「どうかしましたか?」
「何だか、ホタテとか触ってたら生臭くなっちゃったから、もう1回シャワー浴びてくるな」
「はい」
試しに自分の腕も嗅いでみたが、ホタテ等は触っていなかったので臭わなかった。
高橋さんが部屋へと消えていった後、さっき教えてもらった時計のブランド名を忘れないように何度も呟きながら、ミネラルウォーターを飲んでいる。
「ピア……ピア……」
時間が経つにつれて実感がこみ上げてきたせいか、右手にしている時計が無性に嬉しくて仕方ない。
翳してみたり、角度を変えて見てみたりと、まるで子供がおもちゃを買ってもらった時のようにずっと眺めていると、ドアが開いて高橋さんが出て来たので慌てて右手を下ろしたが、首にバスタオルを掛けた高橋さんは、そのままキッチンに行って冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出してリビングに戻ってきた。
外は厳寒の真冬なのに、部屋の中は暖かいから高橋さんはいつもと同じ半袖のTシャツに膝丈の半ズボン姿でそのままソファーに座った。

