「どうだ。 出来たか?」
ドアの向こうで、高橋さんの声がする。
慌ててすっ飛んで行き、ドアを開けた。
「終わった?」
片手にオレンジジュースのグラスを持ち、高橋さんが小首を傾げながら立っていた。
「それが、バゲージが閉まらなくて……。 明日の朝、まだ入れるものもあるので、このままだと全部入りきらないかもしれないんです」
途方にくれながら、バゲージの方を見た。
「ちょっと、いい?」
「あっ、はい……」
高橋さんが部屋に入って棚の上にグラスを置くと、バゲージの蓋を押した。
「上から、乗ってみて」
「さっきから何度も乗ってみたんですが、駄目だったんですよー」
「いいから、乗って」
「はい」
高橋さんに言われたとおり、もう1度バゲージの上に乗ってみた。
すると、バゲージの端の方を高橋さんが左手で押すと同時に、思いっきり蓋が沈んだのが上に乗っている私にも分かった。
「えっ……」
さっきまで、あれほど何度も駄目だったのに、高橋さんが押したらいとも簡単に鍵まで締まってしまった。
「まぁだ、余裕ジャン」
やっぱり、男の人の力は凄いな……。
改めて、実感してしまう。
「すみません。 でも、良かったぁ。 もう、どうしようかと思ってたんですよ。 ありがとうございます」
思わず、パチパチ手を叩いて喜んでしまった。
「ハラ・ヘリ・ヘリ・ハ・ラァ。 もう、たまりまセブーン」
いきなり、高橋さんが訳の分からないことを言い出した。
ドアの向こうで、高橋さんの声がする。
慌ててすっ飛んで行き、ドアを開けた。
「終わった?」
片手にオレンジジュースのグラスを持ち、高橋さんが小首を傾げながら立っていた。
「それが、バゲージが閉まらなくて……。 明日の朝、まだ入れるものもあるので、このままだと全部入りきらないかもしれないんです」
途方にくれながら、バゲージの方を見た。
「ちょっと、いい?」
「あっ、はい……」
高橋さんが部屋に入って棚の上にグラスを置くと、バゲージの蓋を押した。
「上から、乗ってみて」
「さっきから何度も乗ってみたんですが、駄目だったんですよー」
「いいから、乗って」
「はい」
高橋さんに言われたとおり、もう1度バゲージの上に乗ってみた。
すると、バゲージの端の方を高橋さんが左手で押すと同時に、思いっきり蓋が沈んだのが上に乗っている私にも分かった。
「えっ……」
さっきまで、あれほど何度も駄目だったのに、高橋さんが押したらいとも簡単に鍵まで締まってしまった。
「まぁだ、余裕ジャン」
やっぱり、男の人の力は凄いな……。
改めて、実感してしまう。
「すみません。 でも、良かったぁ。 もう、どうしようかと思ってたんですよ。 ありがとうございます」
思わず、パチパチ手を叩いて喜んでしまった。
「ハラ・ヘリ・ヘリ・ハ・ラァ。 もう、たまりまセブーン」
いきなり、高橋さんが訳の分からないことを言い出した。

