暫く見入っていると、肩を叩かれた。
「そろそろ、いいか? 何時までも、オードリーに変身していたい気持ちも分かるけどな。ハハッ……」
「ひ、酷い。 今、馬鹿にして見ていませんでしたか?」
「いいから、いいから。 隣は、トランプタワーな。ほら、寒いから入るぞ」
高橋さんは、笑いながら私の右頬をぷにゅぷにゅと軽く抓った。
「ふぇっ」
な、何?
高橋さん。
ま、まさか、此処のお店に入るの?
でも、そうだよね。 駐車場に、車も入れたんだし……・。
そうか!
高橋さんが、さっき正面から入ろうって言ったのは、私にこの時計台を見せたかったからなんだ。
「高橋さん」
私の手を引いて歩き出した高橋さんの手を引っ張って呼び止めると、高橋さんが振り向いた。
「さっき高橋さんが仰っていた、正面から入ろうって……この時計台を私に見せて下さるためだったんですよね?」
「フッ……。 珍しく、勘がいいな」
少しだけ首を傾けて隣に居る私を横目で見ながら、高橋さんが微笑んでいる。
また、馬鹿にされた。
立ち止まったまま、思わずムッとしてしまう。
「ほら、タコ助になってないで。 はぁやぁくぅ」
うわっ。
タコ助って……何?
高橋さんが私の手を引っ張って正面玄関の前に立つと、ドアボーイがドアを開けてくれた。
「Hello!」
ドアボーイに挨拶しながら、中に入る。
高橋さんの低い声で言う、この 『Hello!』 が、堪らなく好きだったりする。
近くにいた店員さんに高橋さんが何か尋ねると、その店員さんに案内されてショップ内を歩いていく。
広いなぁ。
外観とは、また全然違う内装にうっとりと見とれてしまう。
あっ。
あのガラスケースに、Special priceって書いてある。
嘘でしょう?
日本では、考えられない。
シルバーのピアスが、2P=何$って書いてあるの?
目を凝らして、見てみる。
エッ……。
日本円で、えーっと……ひゃあぁ。 安いかも。
「高橋さん! 高橋さん!」
「ん?」
「あの、後で、あそこのコーナー見てもいいですか?」
「フッ……。 いいよ。 後でな」
「そろそろ、いいか? 何時までも、オードリーに変身していたい気持ちも分かるけどな。ハハッ……」
「ひ、酷い。 今、馬鹿にして見ていませんでしたか?」
「いいから、いいから。 隣は、トランプタワーな。ほら、寒いから入るぞ」
高橋さんは、笑いながら私の右頬をぷにゅぷにゅと軽く抓った。
「ふぇっ」
な、何?
高橋さん。
ま、まさか、此処のお店に入るの?
でも、そうだよね。 駐車場に、車も入れたんだし……・。
そうか!
高橋さんが、さっき正面から入ろうって言ったのは、私にこの時計台を見せたかったからなんだ。
「高橋さん」
私の手を引いて歩き出した高橋さんの手を引っ張って呼び止めると、高橋さんが振り向いた。
「さっき高橋さんが仰っていた、正面から入ろうって……この時計台を私に見せて下さるためだったんですよね?」
「フッ……。 珍しく、勘がいいな」
少しだけ首を傾けて隣に居る私を横目で見ながら、高橋さんが微笑んでいる。
また、馬鹿にされた。
立ち止まったまま、思わずムッとしてしまう。
「ほら、タコ助になってないで。 はぁやぁくぅ」
うわっ。
タコ助って……何?
高橋さんが私の手を引っ張って正面玄関の前に立つと、ドアボーイがドアを開けてくれた。
「Hello!」
ドアボーイに挨拶しながら、中に入る。
高橋さんの低い声で言う、この 『Hello!』 が、堪らなく好きだったりする。
近くにいた店員さんに高橋さんが何か尋ねると、その店員さんに案内されてショップ内を歩いていく。
広いなぁ。
外観とは、また全然違う内装にうっとりと見とれてしまう。
あっ。
あのガラスケースに、Special priceって書いてある。
嘘でしょう?
日本では、考えられない。
シルバーのピアスが、2P=何$って書いてあるの?
目を凝らして、見てみる。
エッ……。
日本円で、えーっと……ひゃあぁ。 安いかも。
「高橋さん! 高橋さん!」
「ん?」
「あの、後で、あそこのコーナー見てもいいですか?」
「フッ……。 いいよ。 後でな」

