それから私は毎日血液パックを持ち歩くようにした。
味が変わらないようにパックを家出るギリギリまで冷蔵庫に入れとき、家出る時にパックの側面に保冷剤をつけてゴムで止める。そして、ぎっしり保冷剤を詰めた保冷バックに入れる。
これが結構大変なんだけど、美味しく保つために欠かせない。
もっと効率いいのあるかもしれないけど、バカな私にはこれが限界だった。
でも、持ち歩いているおかげで血液が足りなくても、人を襲わなくて済むことになった。
ただ、課題点は血液だから普通のストローだと赤黒い。マジで赤黒い。だから、めっちゃ濃い白のストローを使っていちごオレを飲んでいるふうにする。
めっちゃ濃い白のストローなんてそこら辺で売ってないんよ。探すのマジ大変。
もう少しで暑いのが終わるからそれまでの辛抱…のはずだったんだけど…。
今目の前に彼がいます。
なんで?!
数刻前
昼休みで、ご飯を食べる前。
家から持ってきたお茶を飲み干してしまい、ジュースを買いに自販機に来たら、自販機に寄りかかっている彼がいた。
マジで怖い。
でも、買わないと熱中症になる。
だから、怯えながら無視して、梅ジュースを買った。
教室に戻ろうとしたら
「おい」
話しかけられた。
「はい?」
「着いてこい」
「は…はい」
私は黙って彼に着いて行った。
着いていきながら、香織に『ごめん。用事出来たからお昼一緒に食べれない』と送っておいた。
着いて行ったら屋上に来た。
そして今
え〜。目の前に彼がいます。
ちょ〜怖い。やだ。私何かしたっけ?
ずっと黙ってるし。香織助けて。心臓もたないよ。うぅぅぅ泣
「…………お前」
「あ!はい!」
ビクッた〜。急に話しかけてこないでよ。
「血足りてんのか?」
「あ、はい。血液パック持ってるので大丈夫です」
「ふぅん。…あっそ」
…は?あなたの方から聞いてきてその反応ですか?
「要件はそれだけですか?それでは、私行きますね」
踵を返して教室に戻ろうとしたら
パシ
「待て」
手首を掴んできた。
「はい?」
「お前、本当は血足りてないだろ」
「え?」
「ヴァンパイアは夏弱いだろ」
「まぁそうですね」
「夏は血の消費量激しいだろ」
「まぁそうですね」
「本当に足りてんのか?」
実を言うと足りてない。
でも、今ここで本当のことを言ったら、また血が欲しくなる。
「いいえ。大丈夫です。足りてますよ」
「嘘つけ」
「嘘ついてないですよ」
「じゃあ」
彼は、ポケットからナイフを取り出した。
「ヒッ…」
え…。私殺される。なんも悪いことしてないのに…。来世でも香織に会いたい。
そんなことを考えていると
ザクッ
彼が腕を切っていた。
「ニョエ?!」
血が出ていた。
「コレ見ても同じことが言えるか?」
「?」
「コレ見ても足りてると言えるのか?」
「はい…大丈夫です」
「あっそ」
ハァハァハァハァハァハァ
やっば。めっちゃ美味しそう。その肉体ごと食べたい。全部飲みたい。飲み干したい。
あ、ダメダメ。彼も怖いとはいえ人間だから。
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァクラッ
ドサッ。
倒れちゃった。
その時、影ができた。
?なんだ?
「ほら。ダメだったじゃん」
「ハァハァハァ、エ…?」
「血、欲しんだろ?」
「ハァハァハァ、ハァハァハァイエ。ダイジョウブデス」
「飲め」
「ヴッ…ハ?」
「いいから飲め」
ギロッ
ああ。またこの目だ。この目は拒否権を与えない。でも…
「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ。イエ。ハァハァハァホントウニ…ダイジョウブナノデ。ヴッ。イマスグ、ハァハァハァ、ココカライナクナッテクダサイ」
「なんで?」
「オソッチャウ。イマオソッタラ、ハドメガキカナクナル」
「そんなん大丈夫だ」
「デモ…」
「いいから飲め」
「ハァハァハァ、アリガトウゴザイマス」
ガブッ
「った」
じゅーーーーーごくごくごくごくごく
あぁ。やっぱ美味しい。
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく
ぷはぁ!
「美味しかった。ありがとうごz」
普段の怖い彼からは想像がつかないくらいクタってる彼がいた。
「あ…あぁ。美味しかったならよかったよ」
「ご…ごめんなさい!飲みすぎました!」
「あぁ。だい…じょう…ぶ」
パタ
「え?」
ユサユサ
揺すってもビクともしなかった。
「え、ちょ。やばいやばい」
私は急いでググった。
「えっと、貧血で倒れた 対処法っと……。症状が治まるのを待つのと、屋内で足を頭より15〜30cm上に上げると…。後の方が良さそうだけど…無理くね?いや、血をもらったんだから、やらないと!」
私は彼を担いでというか引きずって校舎の中に入った。
ん〜と。足を頭より15〜30cm上に上げる…。足持ってればいっか。
片手で足を持ち、片手でスマホをいじる。
周りから見たら、ドン引きされる絵だ。
しばらくすると彼が少し動いた。
ピク
「起きた?」
「ん…」
まだ、具合は悪そうだが、起きた。
「おはよ」
「おは」
そして、また寝た。
キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴った。でも、起きない。
しゃーない。5時間目は休むか。コイツのこと心配だし。
味が変わらないようにパックを家出るギリギリまで冷蔵庫に入れとき、家出る時にパックの側面に保冷剤をつけてゴムで止める。そして、ぎっしり保冷剤を詰めた保冷バックに入れる。
これが結構大変なんだけど、美味しく保つために欠かせない。
もっと効率いいのあるかもしれないけど、バカな私にはこれが限界だった。
でも、持ち歩いているおかげで血液が足りなくても、人を襲わなくて済むことになった。
ただ、課題点は血液だから普通のストローだと赤黒い。マジで赤黒い。だから、めっちゃ濃い白のストローを使っていちごオレを飲んでいるふうにする。
めっちゃ濃い白のストローなんてそこら辺で売ってないんよ。探すのマジ大変。
もう少しで暑いのが終わるからそれまでの辛抱…のはずだったんだけど…。
今目の前に彼がいます。
なんで?!
数刻前
昼休みで、ご飯を食べる前。
家から持ってきたお茶を飲み干してしまい、ジュースを買いに自販機に来たら、自販機に寄りかかっている彼がいた。
マジで怖い。
でも、買わないと熱中症になる。
だから、怯えながら無視して、梅ジュースを買った。
教室に戻ろうとしたら
「おい」
話しかけられた。
「はい?」
「着いてこい」
「は…はい」
私は黙って彼に着いて行った。
着いていきながら、香織に『ごめん。用事出来たからお昼一緒に食べれない』と送っておいた。
着いて行ったら屋上に来た。
そして今
え〜。目の前に彼がいます。
ちょ〜怖い。やだ。私何かしたっけ?
ずっと黙ってるし。香織助けて。心臓もたないよ。うぅぅぅ泣
「…………お前」
「あ!はい!」
ビクッた〜。急に話しかけてこないでよ。
「血足りてんのか?」
「あ、はい。血液パック持ってるので大丈夫です」
「ふぅん。…あっそ」
…は?あなたの方から聞いてきてその反応ですか?
「要件はそれだけですか?それでは、私行きますね」
踵を返して教室に戻ろうとしたら
パシ
「待て」
手首を掴んできた。
「はい?」
「お前、本当は血足りてないだろ」
「え?」
「ヴァンパイアは夏弱いだろ」
「まぁそうですね」
「夏は血の消費量激しいだろ」
「まぁそうですね」
「本当に足りてんのか?」
実を言うと足りてない。
でも、今ここで本当のことを言ったら、また血が欲しくなる。
「いいえ。大丈夫です。足りてますよ」
「嘘つけ」
「嘘ついてないですよ」
「じゃあ」
彼は、ポケットからナイフを取り出した。
「ヒッ…」
え…。私殺される。なんも悪いことしてないのに…。来世でも香織に会いたい。
そんなことを考えていると
ザクッ
彼が腕を切っていた。
「ニョエ?!」
血が出ていた。
「コレ見ても同じことが言えるか?」
「?」
「コレ見ても足りてると言えるのか?」
「はい…大丈夫です」
「あっそ」
ハァハァハァハァハァハァ
やっば。めっちゃ美味しそう。その肉体ごと食べたい。全部飲みたい。飲み干したい。
あ、ダメダメ。彼も怖いとはいえ人間だから。
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァクラッ
ドサッ。
倒れちゃった。
その時、影ができた。
?なんだ?
「ほら。ダメだったじゃん」
「ハァハァハァ、エ…?」
「血、欲しんだろ?」
「ハァハァハァ、ハァハァハァイエ。ダイジョウブデス」
「飲め」
「ヴッ…ハ?」
「いいから飲め」
ギロッ
ああ。またこの目だ。この目は拒否権を与えない。でも…
「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ。イエ。ハァハァハァホントウニ…ダイジョウブナノデ。ヴッ。イマスグ、ハァハァハァ、ココカライナクナッテクダサイ」
「なんで?」
「オソッチャウ。イマオソッタラ、ハドメガキカナクナル」
「そんなん大丈夫だ」
「デモ…」
「いいから飲め」
「ハァハァハァ、アリガトウゴザイマス」
ガブッ
「った」
じゅーーーーーごくごくごくごくごく
あぁ。やっぱ美味しい。
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく
ぷはぁ!
「美味しかった。ありがとうごz」
普段の怖い彼からは想像がつかないくらいクタってる彼がいた。
「あ…あぁ。美味しかったならよかったよ」
「ご…ごめんなさい!飲みすぎました!」
「あぁ。だい…じょう…ぶ」
パタ
「え?」
ユサユサ
揺すってもビクともしなかった。
「え、ちょ。やばいやばい」
私は急いでググった。
「えっと、貧血で倒れた 対処法っと……。症状が治まるのを待つのと、屋内で足を頭より15〜30cm上に上げると…。後の方が良さそうだけど…無理くね?いや、血をもらったんだから、やらないと!」
私は彼を担いでというか引きずって校舎の中に入った。
ん〜と。足を頭より15〜30cm上に上げる…。足持ってればいっか。
片手で足を持ち、片手でスマホをいじる。
周りから見たら、ドン引きされる絵だ。
しばらくすると彼が少し動いた。
ピク
「起きた?」
「ん…」
まだ、具合は悪そうだが、起きた。
「おはよ」
「おは」
そして、また寝た。
キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴った。でも、起きない。
しゃーない。5時間目は休むか。コイツのこと心配だし。


