新学期が始まってから1ヶ月後。
新入生も部活が決まって、色々落ち着いた。
落ち着いたは良いけど…暇すぎ。
今まで忙しかったから物足りない。
昼休みを使って部活勧誘。放課後も部活勧誘。
昼休みはご飯を食べる時間もなく、放課後は個人練習の時間もない。
なのに今はゆっくり出来る。違和感がすごい。
まぁいいけど。
「結、一緒に昼ごはん食べよぉ」
「香織!いいよ。どこで食べる?」
「ん〜。中庭でいんじゃない?」
「じゃあ中庭行こっか」
私達はお弁当を持って中庭に行った。
「いただきmあ!」
「結どした?」
「飲み物が無い」
「ありゃりゃ」
「ごめん。買ってくる」
「行ったんさい」
食べるのが遅い香織を待たせる訳にはいけない。
私は急いで自販機に行った。
ガコン
150円の麦茶を買い、香織の所に戻ろうとすると誰かの体という壁があった。
「!?」
上を見ると、この学校で1番恐れられている人がいた。
「ヒッ…」
その人は私のことを見下ろすと
「なあ」
クソ低い声で話しかけてきた
「はっ!はい!なんでしょう!」
私のことを隅から隅まで見たあと
「お前ヴァンパイアだよな」
爆弾を落とされた。
「は?」
焦った。冷や汗が止まらなかった。
でも、そんなことつゆ知らずその人は続けた。
「なんか…がヴァンパイアなんだよ」
「あの…なんかの後が…聞こえなかったのですが」
震えながら聞いた。
彼は顔を赤らめた。
そんなやばい事なのかな、そう思い首を傾けた。
めっちゃ溜めたあと
「………………引くなよ」
「…はい」
怖いのでそっちに気を取られて引くのひの字もない。
「匂い」
「え?」
「匂いがヴァンパイアなんだよ」
私は服を嗅ぎまくった。
でも、そんな匂いはどこからもしなかった。
「?そんな匂いしないんですけど」
「服じゃねぇよ」
「?じゃあどこですか?」
「血」
「は?」
「…血がヴァンパイアの匂いする」
私は血がついていないか制服を見回した。
「血ついてませんよ?」
「目には見えてねぇよ」
「?」
「俺わかんだよ。その人の血の匂いが。服とかについていなくても」
「はぁ」
「で、お前の血がヴァンパイアだった」
「ほぇ〜」
「で、お前ヴァンパイア?」
私は急いで言い訳を考えた。
「いいえ。私はヴァンパイアではありません。私は人間です」
ギロッ
めっちゃ睨まれた。圧が凄かった。
でも、ここで本当の事を言う訳にはいけない。
震える自分を落ちつかせて
「私の母がヴァンパイアなんです。なのでその血を受け継いでいるためヴァンパイアだと思ったのでしょう。私は人間です」
そう言うと、怪訝そうな顔をした。
「結構濃いヴァンパイアの匂いがするんだが」
「いいえ。私は人間です」
私は人間。これはこの世界で貫き通さなければならないこと。本当のことを言う訳にはいかない。
いくら怖い人でも。
しばらく向き合っていると、遠くから
「結〜、どこ〜?」
香織の声がした。
「友達が呼んでいるので失礼します」
私はお辞儀してその場を後にした。
新入生も部活が決まって、色々落ち着いた。
落ち着いたは良いけど…暇すぎ。
今まで忙しかったから物足りない。
昼休みを使って部活勧誘。放課後も部活勧誘。
昼休みはご飯を食べる時間もなく、放課後は個人練習の時間もない。
なのに今はゆっくり出来る。違和感がすごい。
まぁいいけど。
「結、一緒に昼ごはん食べよぉ」
「香織!いいよ。どこで食べる?」
「ん〜。中庭でいんじゃない?」
「じゃあ中庭行こっか」
私達はお弁当を持って中庭に行った。
「いただきmあ!」
「結どした?」
「飲み物が無い」
「ありゃりゃ」
「ごめん。買ってくる」
「行ったんさい」
食べるのが遅い香織を待たせる訳にはいけない。
私は急いで自販機に行った。
ガコン
150円の麦茶を買い、香織の所に戻ろうとすると誰かの体という壁があった。
「!?」
上を見ると、この学校で1番恐れられている人がいた。
「ヒッ…」
その人は私のことを見下ろすと
「なあ」
クソ低い声で話しかけてきた
「はっ!はい!なんでしょう!」
私のことを隅から隅まで見たあと
「お前ヴァンパイアだよな」
爆弾を落とされた。
「は?」
焦った。冷や汗が止まらなかった。
でも、そんなことつゆ知らずその人は続けた。
「なんか…がヴァンパイアなんだよ」
「あの…なんかの後が…聞こえなかったのですが」
震えながら聞いた。
彼は顔を赤らめた。
そんなやばい事なのかな、そう思い首を傾けた。
めっちゃ溜めたあと
「………………引くなよ」
「…はい」
怖いのでそっちに気を取られて引くのひの字もない。
「匂い」
「え?」
「匂いがヴァンパイアなんだよ」
私は服を嗅ぎまくった。
でも、そんな匂いはどこからもしなかった。
「?そんな匂いしないんですけど」
「服じゃねぇよ」
「?じゃあどこですか?」
「血」
「は?」
「…血がヴァンパイアの匂いする」
私は血がついていないか制服を見回した。
「血ついてませんよ?」
「目には見えてねぇよ」
「?」
「俺わかんだよ。その人の血の匂いが。服とかについていなくても」
「はぁ」
「で、お前の血がヴァンパイアだった」
「ほぇ〜」
「で、お前ヴァンパイア?」
私は急いで言い訳を考えた。
「いいえ。私はヴァンパイアではありません。私は人間です」
ギロッ
めっちゃ睨まれた。圧が凄かった。
でも、ここで本当の事を言う訳にはいけない。
震える自分を落ちつかせて
「私の母がヴァンパイアなんです。なのでその血を受け継いでいるためヴァンパイアだと思ったのでしょう。私は人間です」
そう言うと、怪訝そうな顔をした。
「結構濃いヴァンパイアの匂いがするんだが」
「いいえ。私は人間です」
私は人間。これはこの世界で貫き通さなければならないこと。本当のことを言う訳にはいかない。
いくら怖い人でも。
しばらく向き合っていると、遠くから
「結〜、どこ〜?」
香織の声がした。
「友達が呼んでいるので失礼します」
私はお辞儀してその場を後にした。


