子供が拗ねるような口調だ。自分にはあんなにすぐ触れてきたくせに、とこっちまで口を尖らせそうになる。
「ドレスは他の女性のために仕立てたものだと……思っていました」
「なっ、君は……俺をなんだと思ってるんだ」
ロルフはあからさまにショックを受けているようだが緊張の解けたニーナは思ったままに口走る。
「だ、だって、出会い頭に手つきになりたいのかなんて仰ってキスをするような方ですよ?」
「あ、あれは君だったからで……」
ロルフがそこまで言って手で口を押さえた。頬が少し赤い。
ニーナの心臓が呼吸するようにどきどきと高鳴る。
「お針子さんが泣いてしまうほど……私の為にドレスを……?」
「それは……君の好みが分からなかったから……一通り……」
手に持っている瑠璃色のドレスも、今着ているオレンジ色のドレスもロルフがニーナのために仕立ててくれたのだと思うとどんどん頬に熱が集まる。あまりに勿体なすぎる待遇にニーナは今頂いた分だけで十分過ぎることを伝え、ロルフも渋々だが承知してくれた。
「それはそうと、ミカエルとなんの話を? 肩を掴まれていたが他には触れられていないか? ……そのドレスと香水は?」
抱えたドレスと香水が見つかってしまった。
「ドレスは他の女性のために仕立てたものだと……思っていました」
「なっ、君は……俺をなんだと思ってるんだ」
ロルフはあからさまにショックを受けているようだが緊張の解けたニーナは思ったままに口走る。
「だ、だって、出会い頭に手つきになりたいのかなんて仰ってキスをするような方ですよ?」
「あ、あれは君だったからで……」
ロルフがそこまで言って手で口を押さえた。頬が少し赤い。
ニーナの心臓が呼吸するようにどきどきと高鳴る。
「お針子さんが泣いてしまうほど……私の為にドレスを……?」
「それは……君の好みが分からなかったから……一通り……」
手に持っている瑠璃色のドレスも、今着ているオレンジ色のドレスもロルフがニーナのために仕立ててくれたのだと思うとどんどん頬に熱が集まる。あまりに勿体なすぎる待遇にニーナは今頂いた分だけで十分過ぎることを伝え、ロルフも渋々だが承知してくれた。
「それはそうと、ミカエルとなんの話を? 肩を掴まれていたが他には触れられていないか? ……そのドレスと香水は?」
抱えたドレスと香水が見つかってしまった。


