呼んだ使用人に割れたカップを片付けさせ、そのままニーナの着替えをすることになり王子はそう言い残して部屋をあとにした。 王子の香りが残る豪華な部屋の中で、ニーナはやはり夢かも知れないと窓の外に目を向けてこの城に来る前のことを思い返した。