品定めをするようにじっと青い瞳がニーナを覗き込む。逸らしたくても息がかかるような距離で詰められてしまっては逸らせない。それに、身長差もあるため、首は完全に上を向かされている。
至近距離で見るミカエルの容姿はロルフとはあまり似ていないものの、とても美しいと思う。いつかの女性たちがうっとりとしていたのを思い出す。
銀髪のロルフと金髪のミカエル。瞳の色も、ロルフは深海のようだが、ミカエルは例えるなら晴天だ。華やかで輝かしい。だからこそ親しみやすさがあるのかもしれない。けれど、ニーナは、この男をどこか恐ろしいと感じていた。
青い瞳がにんまりと細められる。
「ふうん。ロルフもいい趣味してるね」
――なんだろう。やっぱりなんか……怖い。
「あ、あの……私ロルフ様のところに……」
声が震えないようになんとか言い切った。
早くこの場から去ってしまいたい。
王太子はニーナの口からロルフの名が出たとことにああ、と鼻で笑う。
「馬鹿だよねえ、ロルフのやつ。なにをやっても極悪王子って呼ばれるのにさあ。真面目過ぎて面白くない」
溜め息にも呆れにもとれる口調で王太子は笑った。細められたままの瞳だけが全く笑っていない。背中がぞくりとして、呼吸が浅くなる。
至近距離で見るミカエルの容姿はロルフとはあまり似ていないものの、とても美しいと思う。いつかの女性たちがうっとりとしていたのを思い出す。
銀髪のロルフと金髪のミカエル。瞳の色も、ロルフは深海のようだが、ミカエルは例えるなら晴天だ。華やかで輝かしい。だからこそ親しみやすさがあるのかもしれない。けれど、ニーナは、この男をどこか恐ろしいと感じていた。
青い瞳がにんまりと細められる。
「ふうん。ロルフもいい趣味してるね」
――なんだろう。やっぱりなんか……怖い。
「あ、あの……私ロルフ様のところに……」
声が震えないようになんとか言い切った。
早くこの場から去ってしまいたい。
王太子はニーナの口からロルフの名が出たとことにああ、と鼻で笑う。
「馬鹿だよねえ、ロルフのやつ。なにをやっても極悪王子って呼ばれるのにさあ。真面目過ぎて面白くない」
溜め息にも呆れにもとれる口調で王太子は笑った。細められたままの瞳だけが全く笑っていない。背中がぞくりとして、呼吸が浅くなる。


