流れ星に願う子供のようにいくつも願いを並べたニーナの手の中でようやく落ち着いた輝きになった香水は星屑を浮かべたように輝いている。
最後の仕上げに赤いリボンを巻くと少年に香水瓶を渡した。
「はい、お待たせしました。落とさないように気をつけてね」
「ありがとう! お代、これで足りる……?」
「ええ、もちろん。寧ろ多いくらいよ。これで十分。またのお越しを」
ニーナは渡されたお代から一部を少年に返すと手を振って見送った。
「ニーナ」
少年の姿が完全に見えなくなり、ニーナが接客中に訪れた客の接客を終えたリリィが、店内がふたりきりになるやいなやにっこりと微笑んだ。
愛らしい笑みだが全く目は笑っていない。
「なーにが寧ろ多いよ! 全然足らないじゃないの! それなのに更に返しちゃうなんて! あんなに沢山魔力込めたんだから通常の倍は貰わないと……! ニーナの香水だし口出すことじゃないかもしれないけど、生活がかかってるんだから安売りしちゃだめだよ!」
リリィの言っていることはもっともだ。
最後の仕上げに赤いリボンを巻くと少年に香水瓶を渡した。
「はい、お待たせしました。落とさないように気をつけてね」
「ありがとう! お代、これで足りる……?」
「ええ、もちろん。寧ろ多いくらいよ。これで十分。またのお越しを」
ニーナは渡されたお代から一部を少年に返すと手を振って見送った。
「ニーナ」
少年の姿が完全に見えなくなり、ニーナが接客中に訪れた客の接客を終えたリリィが、店内がふたりきりになるやいなやにっこりと微笑んだ。
愛らしい笑みだが全く目は笑っていない。
「なーにが寧ろ多いよ! 全然足らないじゃないの! それなのに更に返しちゃうなんて! あんなに沢山魔力込めたんだから通常の倍は貰わないと……! ニーナの香水だし口出すことじゃないかもしれないけど、生活がかかってるんだから安売りしちゃだめだよ!」
リリィの言っていることはもっともだ。


