ニーナもロルフを抱きしめ返し、その胸に顔を埋める。明かされた事実はあまりに切なく苦しい。そのうえ、ニーナの母は既に他界しているし、託された《真実の愛》のレシピも未完成だ。そして手紙に記された通りなら、ロルフの呪いを解く方法はたったひとつ。
ロルフ自身が《真実の愛》をみつけることだ。
それは一体、どういう意味なのだろう。なにかを例えた言葉なのか、そのままの意味なのか。
呪いを解くための鍵は見つかったが、結局のところ解決方法はわからないままだ。
だって、もし言葉通りに『ロルフが真実の愛を知ること』で呪いが解けるのならば、今解けていないのはおかしいのだ。ニーナはロルフを心の底から愛しているし、ロルフもきっとそうだと思いたい。
(愛してるって言ってくださったもの……きっと……)
不安になりそうになる胸を押さえてニーナはロルフに問うた。
「ロルフ様、私のことを愛してくださっていますか?」
「当然だろう。なぜそんなことを……」
言い切ってすぐ、ロルフは発言の矛盾に気付いたように口元を覆った。
訝しげに伏せられた瞳に裏切られたような気分になる。
酷い。あんまりだ。
ロルフ自身が《真実の愛》をみつけることだ。
それは一体、どういう意味なのだろう。なにかを例えた言葉なのか、そのままの意味なのか。
呪いを解くための鍵は見つかったが、結局のところ解決方法はわからないままだ。
だって、もし言葉通りに『ロルフが真実の愛を知ること』で呪いが解けるのならば、今解けていないのはおかしいのだ。ニーナはロルフを心の底から愛しているし、ロルフもきっとそうだと思いたい。
(愛してるって言ってくださったもの……きっと……)
不安になりそうになる胸を押さえてニーナはロルフに問うた。
「ロルフ様、私のことを愛してくださっていますか?」
「当然だろう。なぜそんなことを……」
言い切ってすぐ、ロルフは発言の矛盾に気付いたように口元を覆った。
訝しげに伏せられた瞳に裏切られたような気分になる。
酷い。あんまりだ。


