「なにがなんだか全然わかんないけど、ニーナが大変そうなのもロルフ様がお優しいのも分かったし……ってだめだよう、わたしまでつられちゃうってばぁ」
うわーん、と二人で抱き合って泣いて、また目が合ったらおかしくて少し笑ってしまった。
ひょこっと顔を出したロルフと困り顔のミカエルがというわけで、と切り出す。
「ニーナちゃん。話したいことがあったんだけど……ロルフがしつこくて。話しちゃったから二人で頑張れる?」
「えっ、あの」
「詳細はロルフに聞いて。僕も急がなきゃって思ってるんだ。じゃあまたね」
そう早口で言い残してミカエルはリリィも一緒にくるよう促して去って行った。
「さて、もう隠し事はなしだ」
そう言って微笑むロルフの美しい碧眼は、全く笑っていなかった。
また新しい夜がきて、ニーナはレシピ帳の端にペンを走らせる。
一旦、今までの情報を整理しよう。
ロルフは魔力を持たずに生まれてきたとされていたが、実際は生まれたとき母親に呪いをかけられ魔力を封印されて、同時に次の赤い満月の日に亡くなるよう呪いをかけられていた。
赤い満月の夜は二十五年に一度、つまりはあと三日後。
うわーん、と二人で抱き合って泣いて、また目が合ったらおかしくて少し笑ってしまった。
ひょこっと顔を出したロルフと困り顔のミカエルがというわけで、と切り出す。
「ニーナちゃん。話したいことがあったんだけど……ロルフがしつこくて。話しちゃったから二人で頑張れる?」
「えっ、あの」
「詳細はロルフに聞いて。僕も急がなきゃって思ってるんだ。じゃあまたね」
そう早口で言い残してミカエルはリリィも一緒にくるよう促して去って行った。
「さて、もう隠し事はなしだ」
そう言って微笑むロルフの美しい碧眼は、全く笑っていなかった。
また新しい夜がきて、ニーナはレシピ帳の端にペンを走らせる。
一旦、今までの情報を整理しよう。
ロルフは魔力を持たずに生まれてきたとされていたが、実際は生まれたとき母親に呪いをかけられ魔力を封印されて、同時に次の赤い満月の日に亡くなるよう呪いをかけられていた。
赤い満月の夜は二十五年に一度、つまりはあと三日後。


