正体を隠したヴァンパイアは、甘い契約を交わしたい

やっと離してくれたときには私は息も絶え絶えだった

「ごめん。可愛くて歯止めがきかなかった」

ボン!と効果音がつくくらい顔が火照ったのがわかる

本当は短くても良かったらしい

でも、もう少し触れていたかったなんて思っても言えない

「契約すなわち伴侶を示すものなんだ。だからお互いを知るためにもまずはデートしない?」

初めて合ったあの日と傘を貸してくれたお礼がしたいんだと言う彼にもちろんと頷き、連絡先を交換した

りっちゃんに付き合うことになったよって報告しなきゃと思いながら私は向坂くんと一緒に下校した





Fin