正体を隠したヴァンパイアは、甘い契約を交わしたい

「だから花門さんにあの幼かった頃のお礼がしたくて。驚いた?」

全て話してくれた向坂くん

まさかあの男の子が向坂くんだって思わなかった

今だって平均身長より小さい私は、昔も小さかったから向坂くんが私のことを年下だと思うことは仕方がない

「驚いたよ。でも、話してくれてありがとう」

「良かった。花門さんに聞いてもらいたいことがまだあるんだ。」

「うん、聞くよ。」

「ありがとう」

軽く息を吸うと私の目を見て真っ直ぐに伝えてくれた彼

「俺、花門さんが昔から好きだ。返事はいつだって良い。俺と付き合ってください」

向坂くんの想い、彼も私のことが好きだったの?

私を好いてくれていたの?

私と同じ気持ちなら返事なんてそんなのとっくに決まってるよ

「向坂くん、私も向坂くんが好きだよ」

放課後の空き教室

夕日が差し込む光が私達を祝福してくれているかのようだった