「なんでよー」


「嫌なら、龍矢って呼べ。」


「はっ?なにそれ。」


「そろそろ名前で呼んでもいいんじゃないかって言ってんの。」


「それは・・・」


「俺は美和って呼んでるのに。」


「そうだけど。」


「まあ、呼ばないなら今日は俺と一日ベットだ。」


「ずるい。」


「なにがずるい?」


優しい、優しい、キスが降ってくる。


なんでそんなに、やさしいキスをするの?


こんなキスされたら、ドキドキが止まんなくなっちゃうじゃん。


「んっ、呼ぶ。呼ぶから。」


「呼んで、美和。」


「龍矢。」