意味わかんない。


「もう行くよ。」


「それ買うんだろ?」


「もういいよ。」


恥ずかしくて、いられないよ。


「お前に似合う。」


龍矢はそう言うと、私の手を引き、レジまで行った。


カードで、さっとお支払。


「ありがとうございました。」


店員さんの、くすくす笑いを受けながらお店を出た。


もう、龍矢のせいだからね。


しばらく歩いていると。


前からクラスの子たちが歩いてきた。


「龍矢、こっち。」


私たちは、ちょっとくぼみになってるところに隠れた。