「美和、起きろ。」


「んっ。」


新しい年になったのに。


相変わらず、美和の寝起きは悪い。


しょうがないから。


いつもの手段。


「起きろよ、美和。」


キスをする。


これで起きる。


「んーおはよう。」


まだ眠いのか、目を擦りながら俺を見てくる。


「おはよう。」


「学校?」


「そうだ。」


「そっか。今日から新学期。」


3学期が始まる。