「雨?」


「いや、雪。」


龍矢はコートをかけると、私においでおいでした。


バッと、胸に抱きついた。


「帰って来ないと、思った。」


「ばか。約束しただろ?」


「うん。」


ぎゅーって、抱きしめてくれた。


「そんなに俺に会いたかったか?」


「うん。」


「朝も一緒にいたのに?」


「・・・意地悪。」


今日は素直に答えたのに。


そんなふうに言わなくてもいいじゃない。


「うそ。」