「部活するやつが、どこにいるんだよ!」


「それは・・・だって。」


「だってじゃない。また風邪引くつもりか?」


「そんなことならないもん。自分の体調くらい、自分で管理するよ。」


「そうか。なら俺はもう、お前の面倒は見ない。それでいいか?」


「・・・いいよ。」


「わかった。」


そう言うと、龍矢は部屋を出て行ってしまった。


なによ、なによ、なによ。


なんでそんなに怒るのよ。


そりゃ、風邪引いたときは、変な夢見て。


龍矢にしがみついて、泣いて。


子供だったよ。


だけどさ。


私だって、16だよ?