「んっ・・こほっこほっ。」


なんか、苦しい。


苦しくて、目が覚めてしまった。


「起きたか?」


「龍矢?」


朝なんだ。


龍矢はもう、学校に行く支度をしていた。


「熱、測っとけよ。」


「うん。」


体温計が鳴るころ、龍矢がベットに座った。


「何度だ?」


「ん。」


「38.0度か。夜より上がってるな。」


「夜って、私熱測ったの初めて。」


「俺が測った。」


「なっ、勝手に。」