パソコンから目を離して、こっちに来てくれた。


「ここはこうなるだろ?」


「そっか。さすが先生。」


前も英語話してたし。


専攻は数学だけど、英語もできるんだよね。


「くしゅん。」


「ばか。早くベット入れ。熱出るぞ。」


「ん。」


ちょっと身体がだるい。


のろのろとベットに入った。


毎年この時期って風邪引くんだよね。


なぜか。


大きな龍矢の手が、私の額を触った。


「ちょっと熱いな。」


「大丈夫だよ。このくらい。」