ガラッと、ドアを開けると。


そこには龍矢の姿。


「なんだ、忘れ物か?」


「うん。」


机をのぞいて、お財布を見つけた。


「あった。」


「美和。」


「ん?」


いつの間にか、龍矢の顔が私の顔の真正面。


そのまま抱きしめられて、キス。


「ちょっと、ここ教室だよ。」


「誰も来ない。」


「そんなことわかん・・・」


またされた。


「いいだろ?いい訳ならある。」