”55“の願い

【千佳の記憶】
私の過去はいいものではなかった。中学の時はいじめを受け
友達と言える人は結那しかいなかった。
「あいつとなんで仲良くしてるの」とか、
「結那、もの好きだよね」と、ばかり言われていたから不甲斐なかった。
結那は、自分より私を優先するばかりで胸が痛かった。
迷惑かけたくなくて私は廃墟から飛び降りた……。
けれど、未練があったせいか、
ユミルという人に生死を問われた。
最初はわからなかったが、
「結那のそばにもう一度行きたかった。」
そう伝えるとユミルは
「55個願いを叶える時間をあげる。だけど、生き返った後も記憶は消える
それか、この世から今、去るか」と言われた。
私は恩を返したく生き返る選択をした。

もう一度くれたチャンスを無駄にしないように…...。
私はそう誓った。