二人で行った遊園地。



カノンはずっと笑顔だったね。



俺を見上げるその笑顔。



俺はいつまでも見ていたいと思った。



そう…いつまでも笑顔でいてほしいと思っていた。



でもその笑顔で心から笑っていたの?



俺は、ふとした瞬間に不安そうな顔をするカノンにも気づいていたんだ。



触れ合う手の温もりはカノンも感じてくれてるはず。