少し怖い君に、振り回される




 10月。俺は水町に付き合ってと言った。部活もサボって。



 そろそろいいかな、というよりは、俺がもう我慢できなかった。

 夏休みだって、学校で補習があるとはいえ毎日は当然ない。

 遊びに誘う手もあったけど、急に距離詰め過ぎてびっくりされてもいやだ。



 付き合ってなくても、大切だから。



 あの日、素直になれず「好き」の言葉すら言えなかった俺の告白を、水町は受け取ってくれた。

 なんか、変な勘違い生んでたけど。