少し怖い君に、振り回される




 放課後南ちゃんに、湯山くんと付き合うことになったかもしれないということを伝えた。

 そしてデート……することも言うと、南ちゃんが「あたしが最強に砂苗を可愛くしてあげる!!」って。



 土曜日のショッピングでは、南ちゃんがデート用に私をコーディネートしてくれたんだ。

 この洋服に似合うメイクも教えてもらっちゃって……ほんとに、南ちゃんには感謝してもしきれないよ。

 もし南ちゃんに何かあったとき、今度は私が力になりたい。




 そして迎えてしまった、日曜日。



 白の薄手ふわふわニットに、甘いピンク色のチュールロングスカート。

 南ちゃんは似合ってる! かわいい! って言ってくれたけど、正直着こなせているか自信はない。



 でも、問題はそれだけじゃない。私は待ち合わせ場所に向かいながらいろいろ考えていた。



 も、もしかしたら、湯山くんの言ってた"デート”って何かの隠語なんじゃないかな!? って。

 だとすれば、本当の意味って何だろう。……う〜ん、思いつかないよ。