「ミナト!こっちよ」 大きな花束を持った人影が手を降る。 「お久しぶりです」 僕は急いで駆け寄った。 1ヶ月ぶりに見るママだ。 長くいつもアップにまとめていた黒髪はバッサリとカットしている。 完璧に施されていたメイクも全くしていない。 一瞬僕はその姿の違いに立ちすくんだ。 「?ふふ、驚いた?」