「………………!」 なんの言葉も出て来ない。 オレは俯いて頭をくしゃりと抱えた。 仲間を信じていなかった。 信じているつもりで、 だから巻き込みたくなかったのに……。 情けない……。 こんなヤツらを失したくない――― こいつらとバンドを続けたい。 それが、例えヴォーカルとしてじゃなくても……… .