「最悪死ぬヤツで、声戻らないかもしれないヤツなんて、危なくてオレならヴォーカルに担げないね」 「……それは…悪い方に考えすぎじゃない?」 「あいつらを待たせたくないし」 「………メンバーの意志は本人達に聞いてみるのが一番よ!着いたわ降りて。」 ギッ! と勢いよくサイドブレーキをかけた遠山は、言うより早く運転席から降りた。 .