けれど変わらず元気で明るく、親切で嫌みの無いみつるの性格に、ここへ来た頃は随分荒んでいた僕も癒やされ、人であることを取り戻せる日常へと変わった。 見返りなど彼が求めている筈も無いけど、感謝している気持ちを伝えたいと思っていた。 「「私、明日昼にお客様と約束があるから、みつるお願い出来る?」」 昨日偶然耳に入ったママとの会話で、僕は今日のことを思いついたのだった。 口下手な僕をよく知るみつるは、言葉にして伝えられず、こうしてやって来た気持ちを、汲み取るようににっこり笑った。 .