そんな人間に利用され、利用してしか生きて行けない僕も同じ穴のムジナだ。 綺麗ゴトで通用しない世界なのだ。 目的地が近づき、やがて昼と夜で世界が違う街へ入る。 おかしなことに帰って来た感覚を覚えた。 多くの店がひしめき合い看板を掲げるが、ハッキリと何の店か分かる所は多くない。 しかしこの街の住人はまるで暗号のように、己の求める店を見つけ出せるのだから不思議だ。 .