まるで自分の吐き出す言葉を刃のように受けながら、時折目を閉じ眉を歪め ミナトくんは告白してくれた。 オレは ただこの告白が 酷い、辛い内容だったということしか 一瞬分からなかった。 二度と会えなくなる―― そう言ったミナトくんの気持ちと繋がった瞬間 何もかもが唐突に現実として理解させられた。 両親の死 性的虐待 体を売る仕事――! 湧き上がってきた気持ちは 怒り だった。 .