陽生先生のキケンな恋愛指導



「なんでですか……?」

「なんでって、10個も下の子どもに何も感じないから」

「10年後は先生と同じ27歳ですよ!?」

「いや俺は37だわ」

「私は先生がアラフォーでも先生が好きな自信があります!!」


 突き放されても、諦められないんです。
 だって知ってしまったから。

 先生に恋する気持ちを知ってしまったから。
 こんな気持ちを教えてくれたの、先生なんですよ……?


「ほんとにないですか?私のこと好きになる確率、1%でもないですか?」

「……ないと思うけど?」

「じゃあ、今は0%でもいいからっ、絶対1%でも上げてみせるから……っ。
だからっ、覚悟しててください……!!」

「ふっ、マジか……」


 先生が笑った。声を上げて笑った。
 それでも私は引かない。

 笑われてもバカにされても、先生が好きなんだもん。


「あんたって極端だな。告ってきた奴と簡単に付き合ってたと思ったら、なんで無理ゲーなとこいくんだよ」

「むっ無理じゃないです……!!」

「ふーん?そこまで言うならやってみれば?」

「え?」

「俺のこと落としてみろよ。今度こそ本気で」

「……っ!!」