「誰が不良よ!?」

「とにかく、必ず来ること。来なかったら、家まで迎えに行って、親御さんに全部話すから」

やっぱり汚い大人だ。

「帰るぞ」

時計を見ると、もう深夜2時だ。

帰りの車では、何故か先生は黙っていた。

私も黙ってそっぽ向いており、いつの間にCDをチェンジしたのか、今度はテイラー・デインの歌だけがノリよく、力強く、車中に響いていた…。