危ない人が好きなわけじゃありません!

彼がそう言った時初めて、自分の持っていたプリントを廊下にばら撒いてしまっていることに気がついた。

それに、よりにもよって散らばってしまったのはクラスのみんなの解答用紙。

「すみませんっ、大丈夫じゃなかったです!」

恥ずかしさと焦りで、少し俯きながら急いでプリントを集め始める。

「いや、謝らなくていいだろ。今のは俺も悪かったし」

そう言いながら一緒に集めてくれる彼。

優しすぎじゃないですかっ……?

神様ですかっ……?