そんな兄からの伝言として、参考書を貰ったきり寂しさを勉強でうめて、周りにも心を開かなくなった。


本当は、優等生なんてせずにみんなと遊びたいという欲もあった。でも家族のことを考えると迷惑何てかけちゃいけない。と言う思いつが強くて、演じてしまう。


でも、龍とあってからは確かに私の中でも何かが変わり果てていた。


「お母さんに、話しておきたいことがあるの」


私の大好きな人を伝える時がきたのかもしれない。


「私ね、彼氏が出来たの」


「やっぱり!そうだと思ったわ!お母さん嬉しいわよ」


想像してた反応と少し違ったため、びっくりしたがその反面、ほっとした。


「今度、連れてきなさい!お母さん、挨拶したいし!
あと陽菜、勉強ばかりじゃつまらないでしょ。今まで勉強は頑張って来たんだから、好きなことを沢山しなさい!」


「、、、、そっか、うん。ありがとうお母さん」


「で、誕生日プレゼント!何がいいの?」


「えっと、じゃあ」


















「ら、来年!彼氏と、えっとそう言う行為がしたいです!!」


お母さんにそういうと、ポカンした表情をしていた。私なんか間違えたか?分からなくなって焦った。


「えっと、やっぱりその、、、、、、」


「はははっ!陽菜!何言ってるのよ、それはお母さんに許可取らなくたって大丈夫よ。
付き合ってどのくらなの?彼氏さんとは」

「えっとー、二週間くらい?」


「じゃあ来年でいいんじゃない?お母さん応援してるわね!」


「あははは、、、、、」


自分で言い出したものの死ぬほど恥ずかしい。
そして、誕生日プレゼントは別に用意されることになり、私はピアノを贅沢に買って貰うことにした。