キラSTAR?

バカみたい。

そんないきなりデビューしたからって売れるわけない……

「きゃーかっこいい!」

叫び声のする声を見るとキラSTARのポスターが大きく駅のホームに貼ってあった。

「この子かっこよくない?
真ん中の!光くん!!」

「光くんかっこいい!」

あたしが見たものはでかでかと貼ってあるポスターに向かって女の子たちがきゃーきゃー言っている。

「嘘でしょ……」

あたしは一応ファッションモデルをやっている。

若いこの間ではちょっと有名なの。

でも、あたしがここまで来たのに2年はかかってるよ?

なのに、光はすぐ人気者。

あたしはこの頃から友達としてじゃなくて一人のライバルとして光を見るようになった。

そんな考えがいけなかったのかそれとも光の存在が強かったのかあたしには分からないのだ。