海斗は私の腕を取り、お玉を奪い返すとそこへおいて、電気コンロのボタンを切った。
私を抱き上げて運んで行く。
「海斗、何なのよ、作ってる途中なのに……」
「茜と仲直りが先だな」
ベッドへ運ぶとカーテンを引いて覆い被さる。自分の服を脱ぎ捨て、私の服の下から手を入れてきた。
「あ、あ、海斗、だめ……午後から出かけるって言ったじゃない」
「出かけるよ。終わったらね……」
耳元をキスしてる。手が私の胸のうえで忙しく動いてる。電流が走る。
「あん、あ、夕べだってあんなに……」
「昨日は昨日。さあて、今日の茜はどんな味かな?カレーの香りだ。美味しそうだな」



