「ああ。縁談はなくなったと妹夫婦に伝えてくれ。さぞ喜ぶだろう」 「……わかりました」 頭を下げて出てきた。はー。最低。 後ろを向いてあっかんべーをした。 それにしても高梨君。 大丈夫かな?海斗の事務所、顧問弁護士受けるのかな? 聞いてみようと思いながら帰宅した。