3年生の頃、発表会で同じグループになった男の子がいた。その子は福河と言って、いつも私にちょっかいをかけてきて、発表会が終わっても、廊下ですれ違うと足を引っ掛けてきたりした。最初はただの嫌な奴だな~って思ってたけど、4年生で一緒のクラスになって、気になって言って、いつの間にか好きになってた。
好きになってからはバレンタインチョコをあげたりしたけど、お返しがこなくて悲しかった。「あげない方が良かったな~」とか思ったけど、もう過ぎたことだし気にしないでいた。
でも、クラスが離れたら話すことがなくなった。それから廊下ですれ違うことはあったけど、自分から話しかけるのが苦手で話せなくて少し悲しかった。福河と同じクラスになった私の友達がたまに来てくれて、クラスに行くことができて、話すことはあんまりなかったけど、見ることができたから、それで十分だった。6年生になってまた同じクラスになれたから、また話せるかなとか思ったけど、話すことはあんまりなくて少し遊ぶことはあったけど話すこともなかったから全然話せないで1年間過ごした。
私は福河を好きなまま、中学に上がった。