真っ白な血

そうこうしているうちに進学先が決まった。あっという間だったけれど、長くも感じた。

そんなこんなで彼と遊園地に行くことになり、待ち合わせの遊園地で彼を探す。

今日は動きやすく、短パンを履いてきたのだけれども、良かったのだろうか。なんか少し短すぎないかな。そんな不安がよぎったけれど、あまり気にしないことにした。

「お待たせ、紅斗くん」

遊園地の入口で携帯をいじっている紅斗くんを見つける。彼もまた長ズボンで動きやすそうな服だった。

「ううん、そんなに待ってないよ」

こういう会話を一度でもしてみたいと言う話を彼は覚えていてくれたのか、ノリにのってくれた。

園内に入り、二人ではしゃぎまくる。遊園地のキャラクターに会い、私は飛びつく。その姿を彼はよく撮っていた。

ジェットコースターに乗って二人で叫んだり、観覧車に乗って外の風景を楽しんだり、メリーゴーランドに乗ったり、コーヒーカップに乗ったり、GOカートやら、なんやら二人で楽しみまくった。

最後にはお土産を買いに行く。お揃いのキーホルダーを買ったり、ペアルックのTシャツを買ったりする。もちろん、家族にもお菓子を買った。

お揃いのキーホルダーをどこに付けるか二人で会話していると、女子の群れが紅斗くんに近づいてきた。

「ねぇねぇお兄さ〜ん」

あざとく可愛らしく声を高くし、少し背を低くして、バストを強調し、上目遣いで紅斗くんに近づく。その姿がどうしても嫌で、彼の手を引っ張って逃げようか迷った。

「何?」

そうすれば彼も喜ぶかな、と思ったけれど、彼が冷たく振り向いた瞬間、女子の群れは怯えていた。