真っ白な血

夕食の間、四人で他愛もない会話をしたけれど、輝月がずっとご機嫌ななめだった。その理由は全く分からなかったけれど、私は楽しかったので気にしないことにした。

部屋に戻る途中、紅斗くんに呼ばれた。

「あとで会おう……」

そう言ってニッコリと微笑む姿は、どうも愛しく思えた。

あぁ好きだ……どうしようもないくらいに大好きだ……。

「うん、後でメールしてね」

それだけを言って輝月の元まで駆け寄った。

そのあとの紅斗くんと西園寺くんの会話の内容は知らない。ただ凄く怖い雰囲気が漂ってくるのだけは感じた。


部屋に到着して、早速、映画を見ることになった。その前にお風呂にも入る。じゃんけんで輝月が先に入ることになり、私はベッドの上で輝月が言っていた映画を探した。

ちょうど見つけたタイミングで輝月が戻ってきたため、私も用意してお風呂に入った。

浴室は綺麗で、きちんと整理されていた。私は自分で持ってきたシャンプーなどを使い、少しシャワーで身体を暖めてからお風呂から出た。

輝月のところに戻ると、彼女は必死に誰かとメールをしていた。その様子を見て私も思い出し携帯を見てみる。そこには紅斗くんから『中庭で会おう』と書いてあった。そのあとには時間も指定されていた。

「輝月」

「ん?」

携帯に集中しているのをやめて、私の目を見てくれる輝月。

「紅斗くんに呼ばれたから時間になったら行くね」

「…………わかった」

長い沈黙の後、仕方がない様な感じで了承してくれた。私は素直にお礼を述べた。

そして少しした後に私たちは映画を見始めた。