嘘をついて近づいた。それしか思いつかなかった。私も紅斗くんに騙された一人なんだよって。そうすれば簡単に相手は心を許してくれて話してくれた。私が知りたいだけなのに、相手に悪いことをしてしまった罪悪感で物凄く心が痛かったけれど、知りたいものは知りたかったのだ。
極端な性格だから、なおさない限りは、どうも出来ない。そう見せないように気をつけてはいるけれど、どうもこういう時には発揮してしまうようだ。
「紅斗はね、自分のことを好きになった人の血が好きなの」
彼女がゆっくり話してくれるので、私もゆっくり相槌をうつ。
「だから紅斗は私たちで遊んでただけなんだよ」
話しながら彼女は涙を流す。
「私たちのことおもちゃか道具として見てるんだよ」
スカートのポケットからハンカチを取り出して、彼女に渡す。彼女は一生懸命に笑って「ありがとう」と言ってくれた。
「赤宮さん……? だったよね」
「うん……」
「紅斗って酷いよね!」
「……うん」
これ以上は聞きたくなかったけれど、我慢して聞いた。私から話してほしいと言ったのだ。最後まで責任をもって聞かなくてはならない。
「紅斗ってね、イケメンで優しくて。マジ紳士だと思ったの。いやこんなイケメンこの世界に存在したん!? って思って! 告白した時、まさかOKされるなんて思ってなくってさ〜」
まるであの頃を懐かしむように女子生徒は話す。楽しそうに幸せそうに。本当に紅斗くんと付き合ってた頃は楽しかったのだろうなと感じた。
「なのに好きな人出来たからって振られるとは思ってなくて! そりゃ私の一方通行だったんだって知ってたけど! それでも私のことを“好きだよ”って言ってくれたのに、そう言って血を吸ったのに! なのになんで……!」
彼女の涙が止まることは無かった。ずっと涙を流して最後まで私に話してくれた。私の憶測は間違っていなかった。
「紅斗くんは……“赤い人”なんだね……」
「うん…………」
それだけが確認出来ればよかった。あとは彼女の気分が優れるまで話を聞いて終わった。最後に彼女からお礼を言われたけれど、私は謝れなかった。叶うならあの時、謝っておけば良かったと思う。
極端な性格だから、なおさない限りは、どうも出来ない。そう見せないように気をつけてはいるけれど、どうもこういう時には発揮してしまうようだ。
「紅斗はね、自分のことを好きになった人の血が好きなの」
彼女がゆっくり話してくれるので、私もゆっくり相槌をうつ。
「だから紅斗は私たちで遊んでただけなんだよ」
話しながら彼女は涙を流す。
「私たちのことおもちゃか道具として見てるんだよ」
スカートのポケットからハンカチを取り出して、彼女に渡す。彼女は一生懸命に笑って「ありがとう」と言ってくれた。
「赤宮さん……? だったよね」
「うん……」
「紅斗って酷いよね!」
「……うん」
これ以上は聞きたくなかったけれど、我慢して聞いた。私から話してほしいと言ったのだ。最後まで責任をもって聞かなくてはならない。
「紅斗ってね、イケメンで優しくて。マジ紳士だと思ったの。いやこんなイケメンこの世界に存在したん!? って思って! 告白した時、まさかOKされるなんて思ってなくってさ〜」
まるであの頃を懐かしむように女子生徒は話す。楽しそうに幸せそうに。本当に紅斗くんと付き合ってた頃は楽しかったのだろうなと感じた。
「なのに好きな人出来たからって振られるとは思ってなくて! そりゃ私の一方通行だったんだって知ってたけど! それでも私のことを“好きだよ”って言ってくれたのに、そう言って血を吸ったのに! なのになんで……!」
彼女の涙が止まることは無かった。ずっと涙を流して最後まで私に話してくれた。私の憶測は間違っていなかった。
「紅斗くんは……“赤い人”なんだね……」
「うん…………」
それだけが確認出来ればよかった。あとは彼女の気分が優れるまで話を聞いて終わった。最後に彼女からお礼を言われたけれど、私は謝れなかった。叶うならあの時、謝っておけば良かったと思う。

