真っ白な血

そんなことを思いながら気がつけば終業式当日。

いつも通りの朝、学校に向かえばみんなソワソワしていた。明日から夏休み。9月になれば、新年度を迎える。次のクラス替えも気になるけれど、今のクラスが別れるのはツラいという一時の騒がしさ。もうすでに夏休みにどこか行こうという話になっていた。もちろん、私は輝月とどこか行こうという話になった。

「どこに行く!? 二人で海にでも行く?」

「……え? 海? 二人は寂しくない……?」

「それもそっか……映画とかは?」

「んー……観たいのある?」

「ないかな」

「意味ないね」

「水族館!」

「いいかも! 行こ行こ」

「よし決まりー! 日程とかはメールで話そ〜」

「おっけい!」

そうして始業式が始まる。もう今日の午後から夏休みだと思うと楽しみだった。明日からの日々が楽しくありますように。

学校長の話も、生徒会長の話も、生活指導の話も、何もかも興味はなかった。明日からの夏休みだけにソワソワした。

放課後は輝月と一緒に制服デートした。写真を撮ったり、カフェで新作を買ったり、服を見たり。その時間は楽しかったけれど、紅斗くんと一緒だった時間とは異なる感じがした。

同じ“友達”のはずなのに──

こうして私の一年目は幕を閉じた。