真っ白な血

そこからは天寺くんと、茶愛と、私の3人で祭りを楽しんだ。

天寺くんは相変わらずコミュ力が高くて茶愛に話しかけていたけれど、茶愛は嫌がっていた。初めて私と天寺くんが話した時みたいだなと感じた。

そうして同時に私は凄くモヤモヤした気持ちになった。

「“茶愛ちゃん”はお姉ちゃんのこと大好き?」

「え?」

二人の後ろを歩く。どうしても間に割り込めなかった。いや、割り込まなくてもいいのだけれども。それでも割り込んで話を遮ってやりたいと思った。

「……別に、“大好き”とまではいきませんけど。人並みには好きです」

「そっか〜!」

なぜか嬉しそうな天寺くん。いやどうしてそんなに嬉しそうなの!?

「天寺さんは?」

「ん〜? 内緒!」

「…………そうですか」

あ、これキレてるよ。

私は仕方がなく茶愛に話しかけた。

「ねぇ茶愛。わたあめ食べたくない?」

「……食べたい」

「なら買ってくるね! 天寺くんもいる?」

「ボクが買うよ!」

「……じゃあ、お願いしようかな。ありがとう、天寺くん!」

そう言って笑うと彼も笑ってくれた。