茶愛と二人でウロウロしていたら、誰かとぶつかってしまった。
「す、みません!」
反射で謝る。顔を上げてみると、そこには思いかげない人がいた。
「天寺くん!?」
「あれ! 赤宮さんだ〜!」
「ぶつかってごめんね! 痛くなかった?」
「痛くないよ。赤宮さんこそ痛くなかった? 前見てなくてごめんね」
「ううん! 私も前見てなくて。だから天寺くんが謝ることじゃないよ! 気にしないで!」
「ありがとう、赤宮さん」
そう言って優しそうに微笑んでくれる彼を見て私は少しだけ目を逸らした。
どうして時々、彼の目を見ることができないんだろう。あの赤い瞳が見たいはずなのに、どうしても目を逸らしてしまう。その気持ちをどうにかして捨てたいと思った。
「天寺くんは誰かと一緒に来ているの?」
前ほど彼に警戒心がなくなった私は普段通りに接することが出来ようになった。
「お姉ちゃん…………誰、この人?」
隣で服を引っ張られた。茶愛が天寺くんのことを警戒している。あぁやっぱり、こういう所は姉妹なんだなと感じた。
私よりも警戒心の強い妹が天寺くんを怖がっている。大丈夫だよ、この人は優しい人だよ。そう言いたいのにどうしても声が出なかった。
だって、本当は──
「す、みません!」
反射で謝る。顔を上げてみると、そこには思いかげない人がいた。
「天寺くん!?」
「あれ! 赤宮さんだ〜!」
「ぶつかってごめんね! 痛くなかった?」
「痛くないよ。赤宮さんこそ痛くなかった? 前見てなくてごめんね」
「ううん! 私も前見てなくて。だから天寺くんが謝ることじゃないよ! 気にしないで!」
「ありがとう、赤宮さん」
そう言って優しそうに微笑んでくれる彼を見て私は少しだけ目を逸らした。
どうして時々、彼の目を見ることができないんだろう。あの赤い瞳が見たいはずなのに、どうしても目を逸らしてしまう。その気持ちをどうにかして捨てたいと思った。
「天寺くんは誰かと一緒に来ているの?」
前ほど彼に警戒心がなくなった私は普段通りに接することが出来ようになった。
「お姉ちゃん…………誰、この人?」
隣で服を引っ張られた。茶愛が天寺くんのことを警戒している。あぁやっぱり、こういう所は姉妹なんだなと感じた。
私よりも警戒心の強い妹が天寺くんを怖がっている。大丈夫だよ、この人は優しい人だよ。そう言いたいのにどうしても声が出なかった。
だって、本当は──

